スーパーベント

製品内部のガス巻込みを防ぎ、鋳巣を低減し表面仕上がりも向上

アルミダイカスト用ガス抜き部品として、販売開始より26年の実績を持つアイテム。アイシン軽金属株式会社 社/シンコー精機株式会社 社 /小山鋼材㈱の3社による協同特許を出願し、国内ダイカスト業界において、スタンダード(業界標準品)的な知名度を得ました。

密閉されたダイカスト金型内部より製品内部のガス巻込みを防ぎ、鋳巣を低減し表面仕上がりも、向上するすぐれものです。

標準ラインナップ (標準在庫品)

種類 EPの有無 台形仕様 サイズ 標準納期
A(有) N(無) 長さ
Z3 × 16 40 30日間
F × 30 85 7日間
SS 50 115 7日間
S 80 115 7日間
M 120 130 7日間
L 150 130 7日間

真空仕様ラインナップ(特注 受注生産品)

種類 EPの有無 台形仕様 サイズ 標準納期
A(有) N(無) 長さ
F-V12 × 30 140 30日間
SS-V12 50 165 30日間
S-V12 80 165 30日間
M-V12 120 180 30日間
L-V12 150 180 30日間

製品に関するQ & A

Q. スーパーベントの設置位置はどの様な設計をすれば良いですか?
A. ダイカスト製品の最終充填部からベントへランナーでつなげる様に設計下さい。最終充填部の特定は流動凝固解析等、CAEにて検証されるのがベストと考えます。
Q. スーパーベントの波部分へのアルミの張り付き(アルミ粉・箔状のこびり付き)対策はありますか?
A. 1離型材の塗布強化。2ベントの冷却強化。3浸流チッカなどによる表面処理による離型強化がお勧めです。主たる要因としてはアルミの焼付きや最小断面積オーバー(流入断面積が大きい場合等)が見受けられます。
Q. スーパーベントの波部分でのアルミ折れが多発し、取出し残りが出るのですが?
A. 台形タイプを選択するか、ベント波の最薄肉部分にリューター等でU型の補強リブを追加すると折れが防げます。補強リブは1山おきにアミダ状に入れるとアルミがオーバーランする事が防げます。